森づくりの始まり

私は今のところ兵庫県と屋久島の2ヶ所で森づくりをしています。

一方は住宅地、もう一方は耕作放棄地で

どちらも原始の自然からは乖離した場所。

なので、「森づくりに興味があるけど…」「パーマカルチャーを実践したいけど都市在住で…」と、実践への踏ん切りがつかない方や

すでに動き始めている方に、このシリーズを通してパワーを与えられたらと思います。

私が食べられる森づくりのための植樹を始めたのは2019年、今までに2000本以上のあらゆる果樹や花木を植えてきました。

なんの知識も経験もない私でしたが、実家に生えていた数本の梅や柿や栗の木々が

放任にも関わらず毎年ちゃんと実をつけるのを幼い頃から見ていたからか

「自然には木々を育む力がある」「人が労力をかけずとも実はなる」という自信だけはあり、思い立ったその日から植樹をスタートさせました。

闇雲に植樹を進めるうちに

えらいもんで、ちゃんと失敗も成功も両方とも経験することができています。

これまでの経験で得たことを一挙にまとめてみました。

①植穴は根鉢より一回り以上大きく。体力や時間をケチると枯れます。

②植穴に石をすき込むと生育がいい。

③天気予報をチェック。雨の前日が植えどき、がんばろう。次の日に休めばいい。

④風が強く吹く場所では防風林を先につくろう。せっかく植えても風が強いと育ちが遅い。

⑤梅雨は素晴らしい。最高の植えどき。

⑥ネギ科の野菜の近くでは生育が良くなる。

⑦植えてしばらくは上に上に仕立てると早く強く育つ。支柱でまとめたり剪定したりしてみよう。

⑧草は邪魔者ではない。草も仲間。あなたと同じように土を良くしようと努力してくれている。無闇矢鱈に刈らないこと。

⑨気候や土壌など、相性は大事。合わないものは枯れるか成長が遅い。

⑩土に始まり、土に終わる。土を観察し、改善することができれば、なんでも育つ。

この3年間、たくさんの時間とお金を投じて得た教訓のダイジェストはこんな感じです。

みなさんも是非これを参考に、失敗を少なく、植樹をしてみてください!

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